カルシウムの摂り過ぎはアブナイ!

摂り過ぎ注意に関すること

 

 

さて、では「摂り過ぎ注意」に関することに移っていきましょう。そもそもどうして摂り過ぎはいけないのか、ということですが、それはある説があるからで、「カルシウム摂り過ぎると死亡率2.6倍」という研究結果の記事があったからです。

 

 

一般的には、前述の通りに「カルシウムはたっぷり摂ろう」という姿勢の人が多いだけに、これはショックです。骨を強くし、骨粗鬆症の予防のために積極的にカルシウムを摂取するのがいいとされていたのに。。。

 

 

こんな衝撃的な研究報告ですが、これはスウェーデン・ウプサラ大学の研究チームがイギリスの医学雑誌に掲載されたものです。研究内容は、50才以上のスウェーデン人女性(6万1443人)の食事内容を平均19年間追跡調査となっています。その調査の結果、通常の食事で1日あたり1400mg以上のカルシウムを摂取していた女性の場合は、摂取量が欧米の標準値となる600~1000mgの女性よりも死亡率が1.4倍も高いということです。

 

 

通常の食事に更にサプリメントも摂って1日あたり1400mg以上のカルシウムを摂取していた場合は、死亡率がなんと2.57倍に上がっています。

 

 

どうして死亡リスクが上昇したのかが気になるわけですが、それは心筋梗塞、狭心症などいわゆる「心血管疾患」だったのです。体に不可欠な栄養素のカルシウムですが、それがなぜこうした死亡につながるのでしょうか?