カルシウムの摂り過ぎはアブナイ!

カルシウムはミネラル成分

 

 

「カルシウムの摂り過ぎはアブナイ!」という意外性のある表題なのですが、まずはカルシウムの基礎知識をおさらいしておきましょう。

 

 

カルシウムは皆さんもご存知の通り大切なミネラル成分です。ミネラル類は、人間にとって欠かすことのできない五大栄養素のひとつであり、体の組織をつくるための原料で、また、体のいろいろな作用を維持、調節する微量栄養素です。

 

 

もともと人間の体の約96%は、炭水化物 (糖質)、たんぱく質、脂質、ビタミン類などの有機物(炭素、水素、酸素、窒素で構成される)と水分でできていますが、残りの約4%がミネラル類 (無機質)で構成されています。

 

 

ミネラル類は体内でつくることができないので、食品やサプリメントなどで摂取しています。ただ、必要とはいえ、多過ぎても少な過ぎても健康増進には良くないのもポイントで、バランスよく摂取しなければならないのです。「カルシウムの摂り過ぎはアブナイ!」という表題も、こうした点からきているわけです。

 

 

このミネラル類は、地球に存在している元素118種類のうちの114種類が該当しています。そのミネラルの中で、体内に存在していて不足すると健康に害を及ぼす栄養素となっているのが必須ミネラルで、現在13種類が指定されています。その中のひとつがカルシウムです。